当店では様々な乗馬用品・馬具の製作を承っています。各種テレビCMなどで有名なタレント動物プロダクションさんなど、おかげさまで、皆様から鞍の製作等いろいろとお仕事をいただいております。
どんな特殊な馬具でも、一度ご相談くださいませ。
当店製作の鞍です
*ここでは、鞍ができるまでをご紹介します。
文字どうり鞍の一番大事な芯の部分です。鞍骨を一層丈夫にするため、生革(太鼓の革に使う)を水につけて、柔らかくし、縫い付けます。乾くとぐっとしまります。
牛革一枚、半頭分(はんさい)から型取りをして裁断します。ライディングショップ池上の鞍で使用するのは、こだわりの英国製牛革。日本のそれと比べて、しなやかさや丈夫さで勝ると考えるからです。
シート縫いあがり(表、裏)
二本針で、上糸と下糸を固く縫い上げます。シートの革を水でぬらして、鞍骨に貼り付け、乾かします。シートと小あおりを木ばさみにはさみ、二本針(一本の糸の両端に針を通す)で縫いあげます。これは熟練の技です。
この作業で鞍の出来上がりが決まります。鞍骨にウレタンを張り、シートの型を整えます。
表 鞍骨にぴたっと張れている
裏 錆たくぎで、細かく打ち付けるシートを鞍骨に釘で細かく打ちつける。
太い糸で、穴の位置をあわせて、託革を縫いつけます。
いよいよ鞍の全体像が見えてきます。
鞍のバランスがとれました。小あおりを打ち付けます。
すくい針で革を縫い付けます。ウールをつめた床に、子牛の革をすくい針でくけます。
美錠保護革を裁ちます。
いよいよ最後の仕上げです。シートと鞍褥が一体になるよう、すくい針で、細心の強い力で縫い上げます。
鞍の完成です。
一枚の牛革を裁断し、全て手縫いで、細心の技を使い、鞍が完成した時、馬具職人としての幸せな時です。
匠の技は、こちらへ 先代の作品をご披露します